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中医学治療のチカラ

中医学は「鍼灸・湯液・養生」の三部門

東洋の伝統医学にはインドのアーユルヴェーダ、イスラム諸国のユナニ医学、そして中国の中医学などがあります。中医学は、「鍼灸・湯液・養生」の三部門から成っています。「湯液」は漢方薬を指し日本では医師・薬剤師しか扱えませんが、中医学の基本を知る上で必須の知識です。

「養生」は食養・薬膳などで、病気予防・治療にあたります。鍼灸師は湯液・養生には直接かかわらないものの、深く理解して活かさなくてはなりません。
 

中医学の診断方法

中医学では「未病」といい、一人の人間を総合的に診断する事で、まだ病気として現れる以前の症状から治療していきます。病気になる前に、バランスを整えるのです。中医学では「弁証」と言う診断で、「四診」にて総合的に判断していきます。

  • 望診
    望とは見るという意味です。顔色、目の光、姿勢、動作など患者の外見を詳細に観察し、エネルギーを診て病人の予後を判定します。最も重要とされているのが、舌を観察する舌診です。
     
  • 聞診
    聞とは耳で聞くという意味です。患者の話す声の質、呼吸、などからの情報収集です。また、臭いも重要で、特に体臭や口臭も観察します。
     
  • 問診
    問いかけと答えによる診察法です。中医学では病気を心身全体のバランスの乱れと考えます。いつ、どんな時に、どの様につらいなどの症状はもちろん、食べ物の好みや、睡眠状態、ストレスの有無や、職業とのかかわり患者の日常生活や、家族の状況などまで、幅広い情報を集めます。
     
  • 切診
    切とはおさえるという意味です。脈診や腹診と呼ばれ直接、患者の体に触れて診察をします。脈診は鍼灸においては、最重要視されています。 
     

 

 
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